インド国産のモバイル OS「BharOS (Bharat OS)」は JandK Operations Private Limited (JandKops) が開発したもので、プライバシーに配慮された作りとなっていて、市販のスマートフォンにインストールして使用できるというかなり期待のできそうなOS。 「Bharat」というのは、ヒンディー語で「インド」を意味し、BharOS が提供するセキュアな環境はインド政府の「自立したインド (Atmanirbhar Bharat)」キャンペーンに大きく貢献するとのこと。
世界ではAndroidとiOSが市場を独占する形となっていますが、これはインドでも変わりなく、インドの独立性強化の一環であるとともに、独禁批判を受けたGoogleが、インドでのAndroidのライセンスで譲歩を余儀なくされた結果でもあるようです。
人口で中国を抜いたインドは、世界トップのモバイル大国でもあり、携帯電話普及率は約9割で、スマートフォンは6億台を超えるのだとか。
世界人口が80億人を突破した中で、インドで14億人ということですから、1割強のシェアが見込めるということを考えると、これは新たなOS争いも生まれてきそうですね。