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Speedometer 3.0

AppleGoogleMicrosoftMozillaが、共同で開発したWeb応答性測定用ベンチマーク「Speedometer 3.0」をリリース。

Speedometer 3.0

peedometerは、Webブラウザーの性能を測定するベンチマークとして2014年に登場し、2018年には開発チームも多彩になったSpeedometer 2.0が登場、今回のSpeedometer 3.0は、JavaScriptのUIライブラリー再選定やHTML5イベントループモデルへの対応など、主にモダンWebブラウザーへの対応強化が図られています。

browserbench.org

最新版の「Speedometer 3.0」は、Webアプリが利用するAPIなどを調査する「The HTTP Archive」のデータ、「npm」のパッケージ管理システム「npm」のダウンロード状況などを参考に、現代のWebを代表するJavaScriptのUIライブラリを再選定、それをもとにタスク管理アプリのデモ「TodoMVC」が構築し直されています。

最近のWebアプリケーションのDOM構造が複雑になっていることも反映されているほか、HTML5のイベントループモデルを意識し、同期的な処理と非同期的な処理の実行時間をより正確に計測できるように改善されています。

Firefoxの開発者であるBrian Grinstead氏は今回のリリースについて、「実世界におけるウェブの状況をできる限り忠実に反映するという共通の目標の下、ブラウザーのパフォーマンス測定方法を再考するために業界のエキスパートをまとめ上げるという2022年12月に打ち出されたビジョンを実現するもの」だと記しています。

Dockerv4.27.1へ更新

Dockerが、v4.27.0までの「Docker Desktop」に影響する6件の脆弱性を公表し、これらを修正したDocker Desktop v4.27.1を2月1日に公開しました。

Docker Desktop

今回発表された脆弱性は以下の6件で、最大深刻度は「High」

コンテナランタイム「runc」に関連する脆弱性

  • CVE-2024-21626(高)

ビルドツールキット「BuildKit」に関連する脆弱性

  • CVE-2024-23651(高)
  • CVE-2024-23652(高)
  • CVE-2024-23653(高)
  • CVE-2024-23650(中)

特別なコンテナシステムを構築するためのオープンフレームワークMoby」に関連する脆弱性

  • CVE-2024-24557(中)

いずれの問題も、ユーザーが悪意のあるコンテンツをビルドプロセスに組み込むか、疑わしいイメージからコンテナを実行しない限り悪用されないという。