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「Java 23」発表

2024年9月17日⁠、Oracle CorporationがJava最新版「Java 23」をリリースしました。

Java 9からは、6ヵ月に1回のリリースサイクルでアップデートが行われていて、今回14回目となるJava 23となり、これまで開発が進められてきたProject PanamaやProject Amber、Project Loomなどの各プロジェクト、また、コアライブラリやツールに関して、計12のJEPs(JDK Enhancement Proposal)のアップデートが行われました。

Java 23

IDCのソフトウェア開発担当リサーチ・バイスプレジデントであるArnal Dayaratna氏は次のように述べています。

Javaは、ますます多様化する最新のアプリケーション開発ニーズに対応するため進化を続けていて、今回の新しいリリースは、開発者がツールセットを拡張して生産性を向上させ、AIなどの画期的なテクノロジーを活用したアプリケーションを構築・提供することを可能にします。Javaでは、6カ月ごとに革新的な新機能を提供し、これにより、開発部門は、継続的に組織に大きな価値をもたらすことができます。 開発者向けの新しい機能や機能強化に加え、Java 23は組織にもさらなる価値を提供し、例えば、Java 23は、Java Management Service(JMS)9.0の最新の一般提供版でサポートされ、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のネイティブサービスであり、統合コンソールとダッシュボードを提供することで、組織がオンプレミス、またはあらゆるクラウド上のJavaランタイムとアプリケーションを管理できるようにするものです。また、JMS 9.0では使いやすさが大幅に向上。Oracle JDK23には、Javaで記述され、バイトコードを最適化されたマシンコードに変換する動的JIT(ジャストインタイム)コンパイラであるGraalコンパイラが追加され、よりきめ細かな調整とピークパフォーマンスの向上を実現するオプションが提供されます。

パフォーマンス、安定性、セキュリティが向上し、開発者の生産性を高める多数の改良が施され、JEPによるアップデートには、Project Amber による言語機能の改善、ライブラリの強化、パフォーマンスとランタイムの更新が含まれます。

Java Management Service (JMS) 9.0 のサポートなど、組織にさらなる価値を提供し、Graal コンパイラの追加によりパフォーマンスが向上しています。